私たちが子なし夫婦として二人きりで生きていくのを選んだ理由 vol.2
子なし夫婦になった理由・夫婦二人きりの楽しい生き方とは?前回夫が書いてくれたのがほとんどですが、今回は女性視点として結婚前どんな考えだったかを少し入れて、前回あきおが書いてない点を少しだけ書こうかなあと思います。もし、結婚や子供を義務みたいに感じて苦しい人がいたら「こんな奴もいるのか、いっか」って思ってほしいです。
※色んな考えの方いると思うので不快になりそうな場合はUターンを!目次は下記です。
子なし夫婦になったのはごく自然な理由だった
子なし夫婦の生き方1. 女なのに子供が欲しいと思えなかった
正直に書くと、私は元々子供が欲しくありませんでした。「子供苦手」というのは女性としてあんまりいいイメージを持たれなさそうだなあとは学生時代の頃から思ってました。周りの女の子が道で子供を見て「わぁかわいいー」と盛り上がってる時に何の反応も出来なかったり。それくらいなら年に数回くらいですが、大学生になると「早く産みたーい」「だから結婚は30歳までだよねー」という友達も出てきて困惑しました。「え?ほんとに!?なんでなんで!?」と普通に聞いていたかも。だってまだ20代。私はみんな将来成功してスティーブジョブスになりたいんだとてっきり思っていたのです。笑
子供がいらないと30歳までに結婚したいとも思わなくなる
社会人になるとついに恋愛=結婚=子供が全部セットになってきます。周りが結婚するとますます子供トークに花が咲き、誰かが子供を連れてくると子供の話しかなくなりました。私にはよっぽど母性本能がないのかな……と落ち込む時すらありましたが、ないものはないのだ。30歳過ぎても欲しいと思える瞬間は一回もありませんでした。
こんな感じだったので「30歳までに結婚したい」トークも全然理解できないまま。別にいいじゃん〜と思っていました。結果、30歳くらいの結婚全盛期にあきおと出会って結婚しましたが、たまたま恋愛のゴールをしただけです。
交際相手には「子供が欲しくない」と話すことにしていた
長く交際した相手には「将来子供が欲しくない」と話していました。相手が将来を考えてくれているなら早めに話しとくべきだからです。どうしても子供が欲しいならもっと優しいお母さんになれそうな子といた方が絶対にいいので。
女性として嫌われる可能性もあるし、私としては結構深刻な告白でしたが、いつも返事は「それでいいよ」でした。「子供が欲しいから結婚したいわけじゃないしね」。
女友達は結婚=子供でしたが、男性に聞くとそうでもない。女性にとってと男性にとっては違うのかなあと感じました。男性でも子供好きは多いけど、自分の身に起こることじゃないからタイムリミットもないし、女性より感覚がぼんやりしているのかもしれないですね。
子なし夫婦の生き方2.子供について夫の希望は聞く気だった
事前に「子供はいらない」「それでいいよ」の会話はもちろんした上であきおと結婚しています。が、恋愛中と結婚後はまた条件も違う。それくらいはみしぇるにも分かる。しかも、うちは私が5歳年上、早く言ってくれないとあきおが欲しいと言い出しても産めるか分かりません。ということで、結婚後はもう一度話し合う必要があると感じました。
夫が子供好きだと勝手に思っていた
子供を前にするとオロオロする私と違い、夫は子供が苦手に見えなかった。今は私に合わせてくれているだけで、いつかは欲しいんだと思っていました。
だからちゃんと話し合ってみたら……いや、話せば話すほど二人の考えは一致。
「何歳になったら子供が自立して二人になれるかな」「一生家にいるニートの可能性もあるよ」「老後の心配は?」「子供に押し付けるなら生まない方がいい!」「だね。子供は生まれてくるの選べないしね」「日本も不安だしね」「ね。でも金髪天使だったら?」「イイネ!ってありえない。むしろあきお似の女の子だったら」「悲劇!」「ちょっとsnowでもう一回顔スイッチしよーよww」「やろやろー!」「「あーこれはむり!」」
神様が子供を授けるのはこんなうちらじゃない、とすぐに気付きました(笑)
どちらも欲しいと思ってないのになにかの義務感で子供を産むのはやめよう、誰も幸せになれないとすぐに決まりました。
子供についてちゃんと話し合うのは大事
キャリアや思い描いていた自由な人生を諦める可能性、お互いにどう協力していくか役割分担。そんな長い話し合いを考えていた私は拍子抜けしました。しましたが、改めてちゃんと話し合ってよかったです。どこかで「本当は彼子供欲しかったのかな?」と罪悪感を持ち続けてしまいそうだったから。ちゃんとした決定事項になったことで夫婦二人とも将来について迷いが消えました。
子なし夫婦の生き方3.海外の友達は結婚や子供のことを聞かない
二人の中では決まったものの、普段の生活ではあきおが書いていた通り、肩身の狭い思いをすることもあります。そんな時に安心させてくれたのは海外の友達でした。
「結婚や子供のことを日本人の女性は気にしすぎてる。ちょっと不思議」と。その通り。海外では付き合っているカップルに結婚のことを聞くのは失礼に当たります。家族でも聞かない。逆に子供がいて一緒に住んでるからって当人たちが籍を入れているとも限らない。それでも恋人はよく一緒に行動して、家族も友達も、結婚してようが恋人だろうが「ファミリー」としてパーティに迎える。
友達はお父さんとお母さんに妹というごく普通の家庭で育ったけど、お父さんとお母さんは10年以上籍を入れてなかったそうです。理由は特になくて「必要なかったから」w 別に友達も娘としてどうも思わなかったそうです。
ハッキリ言うと関係ないのです、家族とは言え他人の人生だから(笑)
話を聞いてると、海外でも一定数、結婚しなよ!子供いないなんて可哀想!という組はいるみたいですが……。
子ありか?子なしか?二人だけで決めましょう
子供がいる人にしかわからない素晴らしい人生体験は無数にあると思います。それを知っている周りの友達や家族は、子供の良さ、家族の良さを親切心から教えてくれるでしょう。中には「少子化に貢献しろ」とか「産める体なのに産まないなんて」「夫婦二人で自由で責任感なし」とか誹謗中傷もあるかもしれません。
でも、全部関係ないので、絶対に自分たちで決めた方がいいです。もしかしたら、私たちもこれから考えが変わるかもしれないし、産めない年齢になった時に後悔する可能性も2%くらいある。でも、産んだからって誰もが幸せとも限りません。どんな決断をしても責任を持つのは自分とパートナーだけです。
うちはとにかくスッキリしました☆