「結婚は墓場」だと思っていた妻、結婚したくない女性だった頃の気持ちを振り返る
「結婚は墓場」だと本気で思っていた
今となっては結婚が幸せだと思えますが、学生時代、いや、結婚する直前まで私みしぇるは「結婚は人生の墓場」だと本当に信じていました。
結婚に関する名言を発したのはフランスの詩人・ボードレール。いろんな解釈もあるみたいですが、私にとってはそのまんま「結婚=人生の終わり」という意味でした。
結婚したくない女性の心理とは
結婚したくない女性の心理でよく言われるのは、家庭環境や男性経験やキャリア志向など……月並みなものかもしれません。でも、どれもほとんどは外れているでしょう。誰にでも当てはまる理由なんてありません。十人いれば十人違う理由があると思うので、今回は私の場合を書いてみます。
結婚は女性にとってデメリットが多すぎる
結婚をすると『女性は仕事をやめて、苗字を変えさせられ、子供を産んで育てる』
みしぇるにとって、結婚はそんなイメージしかありませんでした。一言で片づけると「なんてつまらなそうな人生」。
そう思ったのは、まだ社会にも出る前からでしたが、なんとなく結婚=女性を入れとく檻みたいに感じました。結婚式に憧れたこともありません。キラキラしたドレスや素敵な式場とかは、この先人格を押し殺して生きるために与えられる一瞬のおやつみたいなもん。ドレスを着るのはたかだか数時間だけど、あとは一生家に閉じ込められてたまに会う姑に意地悪されて子供に人生を捧げ……そんな想像が浮かんでいました。目の前のごほうびにんじんにだまされてはいけませんw
平和な家庭環境でも結婚嫌いになることはあり得る
家庭環境が原因なのか? そうでもありません。みしぇるのおウチはいたって平凡で平和な家庭でした。おばあちゃんも自立していて母にも優しく、姑問題も介護問題も見たことがありません。
一つだけ思い当たるとすれば、みしぇるには弟がいます。弟も私も「男なんだから」「女の子なんだから」と男女を持ち出して怒られることはよくあったので、それは確かに間違ってましたね。父がサラリーマン、母が専業主婦なので、男女の役割はそういうものだと親も無意識に思わされていたのでしょう。学校も似たようなところがあったけど、子供心に疑問しかありませんでした。
幸せな家庭で育っても、古い男女観や結婚観に疑問を抱くことはあるってことです。
結婚したくないと恋愛嫌い・男嫌いは全く別物
では、恋愛や男性経験が関係あるか? これは全くのNOです。男の幼馴染たちと弟に囲まれて育ったので男性苦手ではなかったし、恋愛もごく人並み。交際相手は幸い優しい男性ばかりで、つらい経験をしたことも裏切られたこともありません(知っている限り。笑) 結婚観とは全く別だと思っています。
日本の結婚は女性の自由を奪う鬼の儀式!!
言いすぎですが(笑) 結婚したくなかった理由を強引に言葉にまとめるならこんな感じです。
自由な女性、自立心の強い女性なら抵抗感を一度は持つのではないでしょうか? 日本の結婚は他国のパートナーシップとは違う。もう現代には制度自体が合っていないし、仕事を持つ女性にとっては不要でもあるのです。
女性にも男性にも結婚にメリットはない
働く女性にとって結婚のデメリット
男性と同じように働いて一人暮らしをして自炊している女性がいるとします。この女性が結婚した時、なにかメリットはあるでしょうか? 仕事では苗字が変わり不便が生じ、かわいいインテリアのおしゃれな部屋はぐちゃぐちゃ、一人分の家事が家族分に増え、自分の両親が老いてきて心配なのに、介護の不安はさらに倍に。
働く男性にとって結婚のデメリット
男性は男性で、一人で仕事して一人で気楽に暮らしているのなら、なんのためにわざわざ養う人数を増やす必要があるのか? 結婚して家族が増えたからって給料は家族人数分増えたりしません。普通に独身時代と同じように暮らしていたら、脱いだ靴下を投げても、酔って床で寝ても、下手するとラーメンを食べただけでも毎日怒られます。
結婚なんてもはや誰得かわからないでしょう(笑)それでも、私は結婚しました。不満がゼロかと言えばうそになりますが、想像よりはずっと幸せです。今回は結婚したくなかった理由についてまとめたので、幸せについてはまた今度。
【参考記事】はこちら▽
夫婦別姓に賛成。仲良し夫婦だけど名前だけは別姓にしたい妻。