夫婦二人でうさぎをお迎え、運命のペットと出会った日の話
まんまるうさぎ・もちおとの運命の出会い
子なしで夫婦二人きりの我が家。半年ほど前、子供の代わりにペットをお迎えしました。ペットとの出会いも運命。人間の勝手で飼うとは言え、出会いが必然で、ペットがお家を選んでくれているように感じる時があります。
ペットを飼いたいと言い出したのは夫のあきおからでした。「もふもふと住みたい」と口にする日が増え、ある夏の連休最終日……ついにあきおが動いたっ。
まる一日『ペットショップ巡りデートプラン』が組まれていました。
もちおと出会った日:あきおとみしぇるの一日
朝10:00:
聖蹟桜ケ丘でグレーの毛色が可愛いうさぎに出会う。年齢がもう2歳くらい。でもとても可愛らしいし、成長した性格や大きさが分かってるのもいいかな。あきおのお気に入り。
午前中:
相模原で美人うさぎに出会う。たまたま店員さんに声をかけられ、うさぎさんを人生初抱っこ。小さな小さな白いネザーランドドワーフ。上品な女の子。美人ちゃんでした。みしぇるお気に入りだけど、あきおは一つ前の仔の方がお気に入り。
その後色々回るも、この二つに勝てる出会いはなく。
ついに手が尽きた。ネットで調べ、逆にド都内まで戻るか?もしくはさらなる郊外とか……
「一旦落ち着こう!」とランチ会議。
ペットを迎える大事な決断は一度冷静になってから。このランチ会議で流れが変わりました。
ポジティブで見切り発車型のあきおと分析好きで悩みまくるみしぇる、性格発揮w
諦めムードが流れて暗くなってきたので気分転換でネットサーフィン。
みしぇる「ねえみて。面白い顔のうさぎいるよwww」
あきお「なんかこいつでかくない?wほんとにネザーか?ww」
まんまるうさぎ画像に癒されて楽しくランチを終えました。
あきお:「じゃ最後にもう一回相模原の美人うさぎを見て、それで縁がなかったら今日はもう帰ることにしよう。」みしぇる:「うん♪ そうしよう」
そして、もう一度相模原に向かおうとする車内で話しているうち、やっぱり今日は帰って、ペットお迎えする準備をもうちょっと整えようという流れに。
みしぇる:「あっじゃあ、帰る前にあのマシュマロ↑ 面白そうだから見てみない? 」
あき:「えっ遠いけど行く?まいっか、行くか☆ 面白そうだし」
この面白い顔のうさぎが後のもちおです。うちらの中で早くも『マシュマロ』呼ばわりされていました。「逆に美人ちゃんへの思いも再認識できるさ」というマシュマロに失礼な話もしながら盛り上がる車内。もう今日飼うつもりがなくなったので気楽なものです。
しかし、まんまるうさぎがいたのは羽田空港近く。今考えると、気楽に行くにはかなり遠かったです(笑)
ついにまんまるうさぎと対面。
写真よりも小柄……
「あれ?意外と可愛い」「うん、かわいい」と眺める二人。
「抱っこしてみますか?」と店員さん魔の誘惑。
抱っこした瞬間、二人とも完全に堕ちる。
みしぇる「マシュマロ(仮)、可愛いかった……気持ちよかった……」
あきお「うん、正直期待してなかったけど、やばいかもしれない……」
その後、言葉を発さず、ペットショップ内をふらふら徘徊し始める二人。
うさぎ用品を真剣に見始め、マシュマロ(仮)を何度も見つめ、一度車に戻る。最寄りのホームセンターまで車を飛ばし、ペットケージを眺め……
うちらは一体どうしてしまったのか。二人ともパニック状態。でも、心だけはもう決まっていた。
「今すぐ連れて帰りたいけど、かわいそうだから今日は帰って全力でお迎え準備する!!」と二人で決める。既に夜。
まだ開いてるホームセンターとうさぎ専門店を回りまくり、この日、夫婦は深夜1時を越えるまでうさぎのケージ作りに励んだ。
記憶力のいい読者さんはお気づきだろうか、この日が連休最終日だったことを……。
ついに、もちお・お迎え当日
あきおは仕事、なる早で帰宅後に迎えに行く段取り。
みしぇるは前日興奮で眠れず朝の4時。うさぎが幸せな人生を送れるようペット姓名判断に明け暮れた。まだ迎えてないのに。
朝7時半、「仕事のアポなくなったからもう行ける!起きて!」とあきお。運命か!
寝不足の妻も飛び起き、ケージ作りの仕上げを済ませ、開店アタック。
ドキドキが止まらない。
もしもう誰かに飼われていなかったら? もうお迎えする気で2万くらい使ったよねw と、冗談にして笑うものの、二人とも目は笑っていない。お金じゃないのだ。
緊張してきた!どうしようどうしよう!怖くて見れない!とお店の前でジタバタするカップル。というかアラサー夫婦のおじさんおばさん(笑)
……いた!!!
もう一度抱っこしたら、あきおの上で丸まり、みしぇるの胸で眠りそうになってた。
「えぇ……やだ、寝ちゃってる!? リラックスしてるのかしら^^」と店員さん。
もう二人とももちおが大好き。
来てくれてありがとう。
絶対幸せにするからね!
ペットとの出会いは運命
もちおを抱っこした瞬間、二人の間で飼うかどうかの話し合いはもう不要でした。
実家に世界一可愛い愛犬がいますが、その子と出会った時も家族間で話し合いは不要でした。犬を飼うつもりなんて誰もなかったのに「その子でいいのか?」「うん」の一言で急に家族が増えました。もちおも私の上で寝ましたが、愛犬は私のネックレスにしがみつき離しませんでした。『連れて帰れ!連れて帰れ〜!』と必死で言ってくれてるような気がしました。
ペットを迎えるには大きな責任が伴いますが、運命の出会いは必然的で、その時は迷いなんかなくなる。ってなんか信じています*
子なし夫婦がペットを迎えるまでのきっかけや迷いはまだ別記事で。
長々と読んで下さりありがとうございました。